惑星・彗星


このコーナーでは惑星、彗星の直焦点及び拡大撮影について取り扱います。
最近になり反射望遠鏡の光軸調整になれてきてのでそこそこ満足いく状態になったのですが、それまでは光軸が酷くずれており
中心部以外はアメーバのような星像でした。よって対象が大きくトリミングという訳にいかない月や光軸が甘いと影響が
強く出る惑星の撮影には屈折一択の状態でしたが、最近両方を試すことが出来るようになり撮影例を紹介します
惑星の拡大撮影は機材の言い訳を抜きにしても非常に難しく現在勉強中です
画像をクリックすると元のサイズで拡大表示されます
基本的に拡大撮影となる惑星は直焦点より難しく感じます
何故かと言えば架台の強度や追尾精度が直焦点より影響される上にピント合わせも強拡大の上で行うので暗くて困難です
いずれ動画コンポジットなどに挑戦してみたいですが、とりあえずデジカメでの結果を掲載します


このページの共通データ
・画像処理ソフト  YIMGDigital Photo ProfessionalRegiStaxV4
・架台  特記がない限り赤道儀によるガイド撮影です。
・望遠鏡と架台の詳細は上部メニュー「使用機材」のページを参照して下さい。
*特記がない限り画像はトリミングをしてます。
*画像をクリックすると別ウインドウで拡大表示されます。


 

 
金星 ①
撮影日時2009/02/04/18h01mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 9秒動画600コマの内200コマをRegiStaxV4でスタック
使用機材VMC200L(NPL25mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
元動画
多少シーイングが良かったので宵の明星のWebcam撮影に挑戦。

 

 
火星 ①
撮影日時2007/11/09/02h08mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO1600(1/15秒) HB:太陽光
使用機材R150S(Or5mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
眼視での見え以上に写真に写ることはなく、火星は小さいので厳しいと思っていたが
案の定赤い玉としか写らなかった。

 

 
火星 ②
撮影日時2007/11/25/03h39m~03h40mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO400(1/8秒×2枚)の計2枚コンポジット HB太陽光
使用機材R150S(Or5mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
当日はシーイングがそこそこで前回とは違い多少模様・濃淡が見える気がします。

 

 
火星 ③
撮影日時2009/12/27/04h23mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 30秒FPS10の動画の内73コマをRegiStaxV5でコンポジット・ウェーブレット変換
使用機材VMC200L(2倍バローレンズ使用)
撮影場所自宅(山梨県)
シンチレーションが時季にしては良かったものの、接眼レンズを用いた拡大撮影では過拡大になり
2倍バローの方が結果がよかったです。詳細までは撮れてないがデジカメの写真よりは向上しました。
2010年1~2月の接近時に更に狙ってみたいです。

 

 
火星 ④
撮影日時2010/1/10/23h36mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 93秒FPS10の動画の内424コマをRegiStaxV5でコンポジット・ウェーブレット変換
使用機材VMC200L(2倍バローレンズ使用)
撮影場所自宅(山梨県)
シンチレーションはそこそこでした。眼視メインでしたが気温が低くアイピースが凍り終了しました。

 

 
木星 ①
撮影日時2007/08/08/21h12mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO800(1秒×4枚)の計4枚コンポジット HB:太陽光
使用機材R150S(Or5mm使用)
撮影場所山梨県北杜市明野町
今回はミラーアップ撮影とし、連続で多数のコマを撮影しコンポジットをしました。
前回よりはよくなりましたが、ピントはもっと追い込める筈。

 

 
木星 ②
撮影日時2008/06/17/01h21mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO1600(0.4秒×3枚)の計3枚コンポジット HB:太陽光
使用機材VMC200L(NLV6mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
VMC200Lは長焦点なので楽に撮れる。
もっとも眼視での見え方を表現するは難しいが、従前の写真より良くなったと思います。

 

 
木星 ③
撮影日時2009/08/13/20h45mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 60秒の動画600コマをRegiStaxV4でコンポジット・ウェーブレット変換
使用機材VMC200L(2倍バローレンズ使用)
撮影場所自宅(山梨県)
IRカットフィルター使用、FPS10
撮影場所はシンチレーションが良くないですが動画処理で模様がそこそこ出ています。
バローレンズによる色収差が強いのでEDバローに変更しようか検討。

 

 
木星 ④
撮影日時2009/09/7/21h10mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 60秒の動画のうち361コマをRegiStaxV4でコンポジット・ウェーブレット変換
使用機材VMC200L(2倍バローレンズ使用)
撮影場所山梨県北社市明野町
IRカットフィルター使用、FPS10
自宅は付近の大通りの影響を受けシーイングが常時悪い為、今回は移動して撮影しました。
矢張りシーイングが良い場所なので結果も良いと思います。

 

 
土星 ①
撮影日時2007/06/10/20h14mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO1600(4秒×1枚) HB:AWB
使用機材CUSTOM60L(Or6mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
本当は何十枚とコンポジットすればいいのは解ってるのですが何分SP赤道儀なので
1コマ撮る度に位置が動き私の使用してるソフトでは位置合わせの範囲を超えてしまいます。
これに懲りてSP赤道儀の赤緯バックラッシュをきつく詰めたらよくなりましたが
その後悪天候で撮影の機会はまだありません。
眼視ではこの写真のようなしょぼい見え方ではなくクッキリ見えてるのですが、
ピントが甘く、また拡大率が足りてないので画像処理でトリミングし画質が荒いこのような写真しか撮れてません。
アイベルのピントスコープ使ってピントを合わせているのですが
この時の教訓からピントが解りやすい恒星の点光源で合わせ、試写で確認という方法に改めました。
下に掲載してる木星はこの方法にしたのでピントは改善してます。
それと合成Fが相当暗いので露出が4秒も要するのもいただけないと思います。

 

 
土星 ②
撮影日時2007/11/25/03h46mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO1600(0.6秒×2枚)の計2枚コンポジット HB:太陽光
使用機材R150S(Or5mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
夏場の撮影の前回と比べ解像度は悪いが、半年経過により土星の角度が変わっているのが解ります。

 

 
土星 ③
撮影日時2008/05/26/19h39mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 30秒の動画845コマをRegiStaxV4でコンポジット・ウェーブレット変換
使用機材VMC200L(NPL40mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
元動画
新鏡筒VMC200L到着後の初の動画テスト撮影、シーイングは悪かったがテストとしてはOK。
ピント、WEBカメラの調整など詰めればもっと良くなりそう。

 

 
土星 ④
撮影日時2008/05/26/19h39mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO1600(0.5秒×1枚) HB:太陽光
使用機材VMC200L(NLV12mm使用)
撮影場所自宅(山梨県)
VMC200Lの眼視性能はとても気持ちが良いものです。
その雰囲気が伝わるように僅かな画像処理にとどめています。

 

 
土星 ⑤
撮影日時2009/04/06/20h57mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 30秒の動画130コマをRegiStaxV4でコンポジット・ウェーブレット変換
使用機材VMC200L(2倍バローレンズ使用)
撮影場所自宅(山梨県)
元動画

 

 
土星 ⑥
撮影日時2009/04/29/21h31mPHILIPS SPC900NC
露出時間等 90秒の動画425コマをRegiStaxV4でコンポジット・ウェーブレット変換
使用機材VMC200L(2倍バローレンズ使用)
撮影場所自宅(山梨県)
今回よりIRカットフィルターを装着しています。
コントラストが向上して模様を写し出すのに有利な様です。
元動画撮影時のFPS値など各種パラメーターの設定はまだまだ改善の余地があると思います。

 

 
ルーリン彗星
撮影日時2009/01/29/04h20mCanon EOSKissDigitalX
露出時間等 ISO1600(120秒X1枚)
使用機材R150S直焦点・GPD2赤道儀オートガイド
撮影場所山梨県北社市明野町
RAPによるダーク減算処理有り。
光度は約6等、まだ肉眼では難しいが双眼鏡では余裕で見つけられた。
これからの増光と尾の成長に期待>この後悪天候で撮れませんでした。