星雲・星団M1~


天文コーナーは管理人のtaiidanaが趣味で撮影している天体写真を掲載してます。
私の使用している機材は普及品ですが、高性能なデジタルカメラの力とオートガイドのお陰で簡単に撮影できます。
眼視と撮影で少しづつ美しい天体を集めて行くのは長い趣味としてお勧めです。
2009年11月に一部機材を売却し眼視メインに移行し、2010年9月に赤道儀等機材を一式売却。
その後は双眼鏡による観望を行っています。
YouTubeのチャンネルtaiidana にて、これらの写真を素材とした動画を公開しています。


このページの共通データ
・カメラ        Canon EOS KissDigitalX・無改造
・画像処理ソフト  RAP・RAP2YIMGDigital Photo ProfessionalNeat Image
・望遠鏡と架台の詳細は上部メニュー 「使用機材」のページを参照して下さい。
*特記がない限り画像はダーク減算及びトリミングをしてます。
*画像をクリックすると別ウインドウで拡大表示されます。
*「元画像」の文字をクリックすると別ウインドウで画像処理前のサイズ縮小のみのJPG画像が見れます。
 比較することでノイズや周辺減光、画像処理の効果が解ります。


 

M1:かに星雲(おうし座・惑星状星雲) ①
撮影日時2007/09/09/01h30m~01h54m気温17度
露出時間ISO1600(70秒×3枚+120秒×4枚)の計7枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・SP赤道儀ノータッチガイド
撮影場所富士山五合目須走口付近 120秒の元画像
当日のメインテーマ、15枚程撮影し良画像をコンポジット。
120秒の画像は加算平均、70秒の画像は各50%で加算、この2枚を加算平均し完成。
拡大するとイマイチですが、遠目にはフィラメントも見えます。

 

 
M1:かに星雲(おうし座・惑星状星雲) ②
撮影日時2008/12/02/20h48m~21h22m気温2度
露出時間ISO1600(300秒×2枚)の計2枚コンポジット
使用機材VMC200L直焦点・GPD2赤道儀オートガイド
撮影場所山梨県北社市明野町 元画像
1950ミリの直焦点撮影は難しく成功率は2割程度。
しかし解像度が高い画像が得られます。この対象は5分では露出不足のようです。

 

 
M2(みずがめ座・球状星団)
撮影日時2007/08/14/23h22m~23h33m気温25度
露出時間ISO800(60秒×2枚+120秒×4枚)の計6枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・SP赤道儀ノータッチガイド
撮影場所山梨県西八代郡市川三郷町・四尾連湖付近 120秒の元画像
高気温の為ISO800でコンポジット枚数を増やしました。

 

 
M4(さそり座・球状星団)
撮影日時2009/04/03/02h18m~02h39m気温-2度
露出時間ISO800(300秒×4枚)の計4枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・GPD2赤道儀オートガイド
撮影場所山梨県甲州市・玉宮ざぜん草公園 元画像
周囲の淡い部分が案外写りにくいので5分露出、中心も飛ばず適正だと思います。
ピントが甘めです。

 

 
M6(さそり座・散開星団)
撮影日時2008/06/10/01h38m~01h43m気温8度
露出時間ISO1600(120秒×3枚)の計3枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・GPD2赤道儀ノータッチガイド
撮影場所長野県南佐久郡川上村・信州峠付近 元画像
R150-Sの筒先に口径14.5cmの絞り輪をつけたので星像が改善しました。

 

 
M7(さそり座・散開星団)
撮影日時2008/06/10/01h31m~01h33m気温8度
露出時間ISO1600(120秒×2枚)の計2枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・GPD2赤道儀ノータッチガイド
撮影場所長野県南佐久郡川上村・信州峠付近 元画像
好条件で撮影できたので背景の天の川まで見事に写りました。
ほぼノートリミング。密集する天の川の星々に浮かぶ散開星団が美しいです。

 

 
M8:干潟星雲(いて座・散光星雲)
撮影日時2009/04/03/03h01m~03h45m気温-2度
露出時間ISO1600(300秒×2枚)+ISO800(300秒×3枚)の計5枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・GPD2赤道儀オートガイド
撮影場所山梨県甲州市・玉宮ざぜん草公園 ISO1600の元画像
*フラット処理有り*
RAP2を初使用しフラット処理を含めて再画像処理
フラット処理の有無による比較は「使用機材」のページに掲載。

 

 
M13(ヘラクレス座・球状星団) ①
撮影日時2007/05/28/02h42m~02h49m気温15度
露出時間ISO800(120秒×2枚+180秒×2枚)の計4枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・SP赤道儀ノータッチガイド
撮影場所山梨県西八代郡市川三郷町・四尾連湖付近 180秒の元画像
立体感を出すため中心部の白飛びに留意して画像処理しました。

 

 
M13(ヘラクレス座・球状星団) ②
撮影日時2009/04/29/00h19m~01h19m気温4度
露出時間ISO800(300秒×3枚)+ISO1600(300秒×4枚)の計7枚コンポジット
使用機材VMC200L直焦点・GPD2赤道儀オートガイド
撮影場所山梨県甲州市・玉宮ざぜん草公園 ISO1600の元画像
コマ数を稼ぎ本気で撮ってみました。中心も潰れず立体感が出たと思います。
ガイドも安定しており±2秒以内で落ち着いていました。

 

 
M15(ぺガスス座・球状星団)
撮影日時2007/08/12/02h31m~02h37m気温20度
露出時間ISO1600(120秒×2枚)の計2枚コンポジット
使用機材R150SレデューサーR使用・SP赤道儀ノータッチガイド
撮影場所山梨県南都留郡富士河口湖町・西湖付近 元画像
時間的都合の為不向きながらレデューサー使用のまま撮影。
明るい対象なので中心部が飽和してしまった。

 

 
M16:わし星雲(へび座・散光星雲)
撮影日時2009/04/03/04h01m~04h18m気温-2度
露出時間ISO1600(300秒×2枚)+ISO800(300秒×2枚)の計4枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・GPD2赤道儀オートガイド
撮影場所山梨県甲州市・玉宮ざぜん草公園 ISO1600の元画像
ノーマルデジカメなので同日撮ったM8よりもHα光主体のこの対象は厳しいです。
更に後半の2コマは薄明開始後だったので、画像処理をしても淡くしか仕上がりませんでした。

 

 
M17:オメガ星雲(いて座・散光星雲)
撮影日時2008/06/10/02h34m~03h03m気温8度
露出時間ISO1600(120秒×3枚+180秒×2枚+240秒×1枚)の計6枚コンポジット
使用機材R150S直焦点・GPD2赤道儀ノータッチガイド
撮影場所長野県南佐久郡川上村・信州峠付近 240秒の元画像
梅雨の合間の透明度の良い川上村で撮影できました。
薄明開始まで撮り続け成功分をコンポジット。
画像処理は不自然な赤色強調にならないよう留意しました。